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クリーニング後のコート剤は必要なのか?

巷ではエアコン洗浄のオプションとして「抗菌・防カビコート」があります。
はたしてこのコーティングは必要なのでしょうか?
結論から申し上げるとある条件下では必要と思います。
余計なコートは必要ないなど賛否あると思いますが私の私見をお伝えします。

目次

熱交換器表面には「親水加工」が施されている

熱交換器(アルミ)には親水加工がされています。

親水(しんすい)コーティングとは、塗装面に付着する水滴が塗装面に馴染む性質をもったコーティングです。 親水コーティングはホースで水をかけると水滴が塗装面に馴染み引いていくタイプのコーティングとなります。 親水の定義は一般的に水滴の接触角度が40度以下の商品が親水となります。

水が水滴にならず、表面張力を下げる加工になります。車のドアミラーなどの表面加工が代表例です。
一般的に強力なエアコン洗剤を使用すると表面の加工がはがれてしまう事があります。
水酸化カリウムなどがベースの洗剤は見た目キレイになるのですが、一緒に親水加工まで剥がしてしまうのです。

メンテナンスを忘れがちの方には

  • メンテナンスが面倒だ
  • それでもカビは抑えたい

そのような方にはコーティングがおすすめです。
エアコンは最もホコリが集まりやすい家電ですが、メンテナンス頻度が極端に低い家をが多いです。
風景の一部と化して気にならない、気に止まらなくなってしまうのではないかと思うのです。
特に自動掃除付きエアコンなどは「勝手に掃除してくれるからメンテナンスは不要」とお考えの方も多いはず。
実は一番汚れやホコリが集積しやすいのです。
カビが大好物のホコリや汚れが集まるエアコンは使い方次第ではカビだらけになってしまう家電なのです。

本来の効果が発揮できるコーティング方法とは?

要するに水分をできるだけ飛ばしてコーティングを定着させることです。
定着させるにはどうしたら良いでしょうか?

  • ブロアーで水分を極力吹き飛ばす
  • コーティングを散布
  • さらにブロアーの風で内部まで浸透させる
  • できれば暖房運転か送風運転で30分程度乾燥させる

ここまでやってコーティングが定着するはずです。どんなコーティングでも水分が残っている場合は
本来の効果は発揮しないのではないでしょうか。乾燥させることがポイントです。

まとめ

メンテナンスが出来ない、やりたくない方にはコーティングはおすすめです。
逆に定期的にメンテナンスを行っている場合は必要ないと思います。
当店では必要なお客様には提案しますが、必要なさそうな場合は無理におすすめしていません。

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