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はく離が過去最高に大変だった現場
過去1番困難な案件?
先日、とてつもなく困難な現場がありました。
結論から申し上げますと、「素人が塗り倒したワックス」をはく離する現場です。
なぜなら、プロが塗ったワックスならある程度均一に塗れていますが、素人が塗ったワックスは
ビルドアップが尋常でなく、巾木周辺まで塗り倒してあるから、ものすごく大変なのです。
さらにテナントビルなので時間制限があり、営業時間外の間にある程度完了させるハードルもあり
本当に時間との戦いでした。
受注したときにこれは初期清掃間違いなく赤字だと思いましたが、LTV(ライフタイムバリュー)が高く確実に
継続する案件なので、困難を極めましたが、妻と2人で何とか乗り切りました。
追加導入したはく離ツール・薬品
昭和40年代に建てられたビルで、今現在まで同じ床材を使っているフロアが1フロアあり、そのフロアは仮に年1回の
ワックスとしても50層以上の厚みがあります。仮に2回以上塗っていたら、100層の厚さです。体感では5ミリ位あるように思いました。この厚さのワックスをはく離するのは容易ではありません。それなりの準備が必要でした。
ステンレスブラシ及びツールを購入
研磨剤入りブラシ(タイネックス)は持っていたのですが、万が一を考えてはく離専用のポリッシャーブラシ
を購入しました。結論としては買って良かったです。
はく離で最も問題なのはドライパック現象なのですが、先端洗浄のステンレスブラシだとパッドの目詰まりや
洗浄力の低下が見られず、最後まで洗浄力を維持できました。
ステンレスブラシを販売している会社
はく離剤+はくり強化剤で対応
はく離剤を使うだけではワックスが落ちきらないと思ったので、はく離強化剤を購入しました。
はく離剤に添加することで、ドライバック現象を起こさない様にできます。
厚みのある床はく離作業には必須アイテムです。
まとめ
厚みのあるワックスのはくり作業はドライバック現象に注意し、特にハイプロパッド等ではすぐに目詰まり
して使い物になりません。研磨剤ブラシや、予算があればはく離専用のステンレスブラシ、はく離剤に添加
するブースター的な役割を持った添加剤、もちろんアルカリを中和する中和剤やバキュームの消泡剤も必要です。
最高の準備をすることで、限られた時間内での作業が確実なものとなるでしょう。